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☆中間報告「誰そ彼のアニミズム」


大阪 Spectrum Galleryで開催中の個展「誰そ彼のアニミズム」 会期の半分が終了し、11/3より後半がはじまります。



今回の展覧会では、多くの原画を出展しております。 筆の赴くままにいつ完成の時が訪れるのか自分自身予想がつかない事も多いのですが 今回の新作にはキャンバスではなく手漉き紙を多く使いました。(※紙と製本のartist YUKIEIKUNOさんによる紙が多いです)

素朴な紙のテイストに呼応するように、ダウンロードしつつも良い具合の“抜け感”のある一連の作品が出来上がってきました。DM作品「宝船」は新たなシリーズの雰囲気が明確に現れた第1作目でした。


“抜け感”のあるこれらの作品群なのですが、何やら一連のメッセージを携え生まれてきたようで、私自身は気づいていなかった絵からのメッセージを強くキャッチされる例が多く、会期後半で更にメッセージの全容が明らかになるのでは!?と楽しみでなりません。

一連の新作では“鳥”や羽のあるものばかり描いておりました。 こちらの“梟”は主人公の存在感。


今回、立体作品もいくつか展示しております。 “オシラサマNEO”というタイトルで遠野物語にあるオシラサマ伝説がモチーフでもある作品たちです。

額装への意気込炸裂!の“オシラサマNEO” オシラサマは昇天の伝説なのですが、シリーズの3点とも昇天のイメージが強く、 天使や不思議のメダイのマリア様のような雰囲気もあります。


そして更には、、、会期直前に仕上がったこちら、“マルヒノミコト”と申します。 (※流木付の額は額作家の捨田額造さん作) まさにアニミズム!! の気配濃厚で、今回の展覧会では随一!?の存在感。 強く促されるように仕上げて会場に鎮座となり、とにかくなんかスゴいのだけど、 「果たして欲しい人がいるのか?」とSpectrumGallery主宰の金光文さんとマルヒノミコトを注視していたところ、初日に唸るほど相応しい場所へのご縁をいただきました。 その後もさらに「これは欲しかったなぁ...」とのお声もいただきました。 見えないけれど確かに感じる自身の感覚に忠実に、美しいと感じる形になったときモノたちの祈りは通じる。さらにそうして現れた作品が嫁ぐときは発動のとき、なのではと、 展覧会の中間地点で感じております。 Aki h Solo Exhibition 「 誰そ彼のアニミズム 」※全会期 作者在廊

11/3ー6 13:00〜19:00 (祝・日・最終日〜18:00 )

Spectrum Art Gallery (Osaka)

大阪府大阪市中央区瓦屋町1丁目6−2惣2F

spectrumjapan.com   tel.06-6710-4648




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