うしろがわ雑記 - 004
『 うしろがわ雑記 - 004 』 足かけ五年くらいでしょうか、縁あって近くの神社の雅楽会で "龍笛" を吹いています。 思いもかけなかったご縁でルドルフ・シュタイナーの言語造形という方法による朗読劇に龍笛奏者として出演します。 「安達原」の舞台である福島には鬼女を封印した場所とされる"黒塚”があるそうな。 図らずも舞台への参加を決めた瞬間から自身の心の奥底の闇と向かい合う作業が続き 次第にそれは更に集合的な闇へと繋がっていくようでした。 「安達原」に龍笛で関わり、また描く事でも闇との交感を進めるうち、同時期に闇との対話を個々で進める女性達との繋がりが一気に表出してきました。 舞台本番では、観客の方々とご一緒する事でこの繋がりの全体像がどのように表れるのか非常に楽しみです。 絵も完成しており、舞台直前での稽古や自身の気持ち的にも闇と光は一緒になっていて 安達原の鬼女が成仏するまでの道のりが深く美しく力強いものに変化してきているようです。 ■ 言語造形による朗読劇「安達原」詳細 http://www.kotobanoie.net/pray.html#adachi