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再生のイニシエーションと法然院展、再び[5/20-25]

  • 執筆者の写真: Aki Horiuchi
    Aki Horiuchi
  • 4月22日
  • 読了時間: 3分



昨年末頃より胸が詰まるような息苦しさを強く感じるようになり、それは心臓まわりの心膜水の増加によるものということで投薬治療を受けつつ、だましだまし活動していたのですが、3月末ついに緊急で処置入院となりました。


緊急処置は穿刺にて心膜水を吸引するもので、処置による傷等はごく小さく身体への負担も軽かったのですが、かなり血液の混じった心膜水の量は1.5ℓとあまり前例のない医師も驚く量でした。

もし隠れた疾患由来の症状だとすると生命の危機に直結するような症状なのですが、原因が判明しないと今後の予測や治療法も定めにくいため医師の指示にて生検その他、狭い横穴式墳墓に埋葬されるかのような検査 などありとあらゆる検査で原因究明を試みるも結果は“一切異常なし”


医大の医師グループも首を傾げる謎の症状なのですが、緊急処置の後半月程を経て新たに心膜水が溜まっていないので原因究明は一段落とし要経過観察となりました。


タイミングによっては命の危険もある症状だったのですが、徐々に進行する症状の悪化を自身で“ヤバさ”の程度の見当がついたので、倒れたり緊急搬送されたりは無く、ずっと日常生活は出来ている状態でした。



そのように活動可能な時期とヤバい時期の波がある謎の症状の合間に、京都の法然院からギャラリーにキャンセルがあり使用可能との連絡が入っていました。法然院ギャラリーは展覧会開催希望が非常に多く通常は1年以上予約不可能です。即予約をしたものの、その後に緊急入院してしまい「果たしてどうしたものだろう、、、」と思案していたのですが5/20ー25法然院での個展を開催いたします。



昨年2024年夏の終わりの法然院展では会期が全て台風の進行と重なり新幹線も不通となるなど、とりわけ多くの方に対峙していただきたい気持ちが大きかった「2体の天使」を実際にご覧になった方は本当に僅かでした。

壊れゆく世界を見つめたまま、新しい世界へと否応なく吹き付ける強風に運ばれる“新しい歴史の天使”

砂時計のように流れ落ちる時の砂。悠久の時の中、私たちの居るこの時を司る“時の天使”



展示内容も昨年の “幻の空間を再び” といった内容になります。

この時期に再び。はたして設営・搬入、在廊と体調の変化もなく完遂できるのか?と不安はありますが、腹を括って開催を決めてからありえないくらい強力なサポートのお声がけが複数あり、ますます大きくなる作品たちの声のままに法然院展開催です。


ぜひお運びいただき作品たちとご対峙いただけますように。



堀 内 亜 紀 Aki Horiuchi Solo Exhibition/ANGELUS NOVUS & TEMPOS 2025年 5月20日(火)-5月25日(日) 10:30 -17:00 (最終日10:30 -16:00) 法 然 院 講 堂 Honen-in,Kyoto京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30番地 阪急四条河原町より:市バス32系統銀閣寺前行 南田町下車 山に向かって徒歩5分 JR京都駅/京阪三条駅より:市バス5系統岩倉行 浄土寺下車 山に向かって徒歩10分





 
 
 

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