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八岐大蛇 始動。2025法然院展無事終了。

  • 執筆者の写真: Aki Horiuchi
    Aki Horiuchi
  • 6月7日
  • 読了時間: 3分



法然院展が無事終了しました。 会期の2ヶ月前に会場にキャンセルが出たため急きょ開催となった展覧会でしたが、私自身が謎の症状による緊急入院したりと開催を危ぶむ場面もありました。


展覧会のテーマは「Angels Tempos & Angelus Novus」

昨年夏の終わりに法然院で開催した展覧会でお披露目をした2体の天使とそれに連なる作品たち。昨年の展覧会では会期全てが台風と重なり交通機関も止まってしまい会場に辿り着けた方はごく僅かでした。

巨きな天使たちに促されるように多くの方に対峙してほしいという気持ちは強く、 またモノクロームの天使たちは印刷でも際立った再現性と存在感を放っていたため、B2サイズの大判ポスターで展覧会にご来場できなくてもお手元に置いていただけることとなりました。

☆ポスターご購入はこちらから⇨OnlineShop StarPoetsSouvenir


5月の終わりの美しい新緑の中での法然院展は、今までどうアプローチしても開かなかった扉が完全に開いたような展覧会となりました。

心膜に溜まった大量の水を抜くという緊急処置を終え退院したときからその兆しは現れていました。


“この作品がいまだ動かないのは一体なぜ?”と感じていた作品たちが、いままで何が堰き止めていたのだろうと思うほど次々と旅立ち、またそのご縁が結ばれる瞬間にあまり多くの言葉は必要ではなく、絵との交信し納得されたかのようにご自身の作品を決めていかれるのです。


これこそが私が作品と直接対峙していただきたいと思う理由であり、確かにある世界を言葉ではなく絵から直接感じて欲しかったのです。 

なぜその絵が画布に現れたのか私自身が把握できていることは一部でしかなく作品が仕上がった当初から解っていることもあれば、その後時を経て新たに気づくことがあったりします。 また作者の私より絵からのメッセージを汲み取ることに長けた方や、特定の絵に強いルーツ的なものをお持ちの場合もあると思います。



展覧会の少し前に三輪で偶然 滝沢泰平さんに再会しました。

天下泰平ブログで知られる滝沢さんは八ヶ岳のドームハウスでコミュニティづくりを進めておられます。 泰平さんの自宅ドームハウスの中央には11年前より三輪山から生まれた“八岐大蛇”が鎮座しています。


法然院展の初日に泰平さんのショップやつはで八岐大蛇のフォトカードの販売がスタート、そしてこの絵について滝沢泰平さんによる詳細なコラム記事が公開されました。 八岐大蛇についてのコラム、フォトカードご購入はこちらから⇩


法然院展でのF20号ジークレー版画「八岐大蛇」
法然院展でのF20号ジークレー版画「八岐大蛇」

台風や体調不良など「やるなということ?」という不安がよぎることも何度もあったのですが、もしもの場合は会期全て引き受けるからとサポートしてくれたStarPoetsGallery 仁美さん。外国人対応はじめ多くサポートいただいた桜文堂 文さん。


多くの方のもとへと旅立った作品たち。


最終日クロージングの様子。

そしてFST MagieJ による魔法のような料理でさほど疲れを感じることもなく会期を過ごし、最終日クロージングまで(出演:QjackShow=SunnyBoy&MagieJ / Quon翔 / Wakako / 堀内亜紀


天使たちに促されるように対峙の機会を重ね「もうだめかも」との気持ちがよぎったところへ周囲からもたらされた強力なサポート。絵とも会場に居る方々ともある種テレパシー的な交信で過ごしていた会期だったと感じてなりません。




会期を終え、「ハートの扉は開いたのでは?」なのですが、ふと立ち寄ったJINZで出会ったダースベイダーのサングラスに心奪われて。



 
 
 

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